【中国語検定4級】合格体験記

栃木県日中友好協会理事の酒巻です。

私は2021年12月に、第104回中国語検定試験4級に合格しました!
合格証明書と得点は以下の通りです。

・リスニング  100/100
・筆記     93/100
・合計点数   193/200(得点率  96.5%)

リスニング、筆記それぞれ合格基準点は60点です(稀に平均点による変則あり)。

出題形式

【リスニング】
大問1 一問一答
大問2 会話の聞き取り

【筆記】
大問1 
 小1 声調問題
 小2 ピンイン問題

大問2 文章に適当な漢字を当てはめる選択問題

大問3 
 小1 中国語訳文の正誤問題
 小2 並べ替え問題

大問4 長文読解

大問5 日本語文を中国語訳(作文)

中国語検定4級のレベル(中検公式サイトより)

中国語の基礎をマスター

平易な中国語を聞き,話すことができる。
(一般大学の第二外国語において一年以上の学習程度。)

CEFRはA2~B1レベルです。

まずは単語力!

基本文法、発音問題、ピンイン暗記、リスニング...
初心者には覚えることがいっぱいの中国語ですが、日本人の私にとって中国語は「漢字言語」であるというのが唯一の救いでした。

そのため中国語学習を始めたばかりの頃は、見覚えのある漢字がずらりと並んだ単語帳とひたすらにらめっこ(いきなり文法を学ぶよりもハードルが下がってイイ感じでした✨)。

単語、文法、リスニングなどを一度に対策できる天才はそういないので、まずは単語をたくさん覚えることからスタートです。

発音の大切さ

単語をある程度覚えたら、次のステップは「声調やピンインを理解して、ちゃんと発音できるようにすること」です。

声調を少しでも外して発音すると、途端に通じなくなる中国語。
中国語やベトナム語のように、発声の際にトーンを重視する言語を「声調言語(トーン言語)」といいますが、日本語は基本的に声調言語ではありません(雨とアメ、橋と箸などを除いて)。

発音の重要さをそれほど知らなかった一年次の私は、「ma↑でもma↓でもどっちでもイケるでしょ、楽勝」なんて恐ろしい考えを抱いていました。

しかし、受験前に過去問をめくってびっくり。

なんと筆記大問1にいきなり声調&ピンイン問題が…!!

中国語は英語とは違い、発音がピンインという形でビジュアル化されているため、とりあえず「漢字と意味を覚えればいいや~」というわけにはいかないのです…。

妈はma→でなければならず、骂はma↓でなければならない。
このような発音のややこしさのため入門で諦めてしまう人が多い中国語ですが、ピンインの要領を掴みさえすれば発音や会話、リスニングを一気に上達させることができるのです。

リスニング対策

単語を覚えてちゃんと発音できるようになったら、「聞いて理解できる」ようになりましょう。

「中国人って早口だなぁ」
試験勉強を始めた頃は中国語をまったく聞き取れませんでした。(你好、妈妈くらいならなんとか…)

その理由は、上記の声調やピンインの勉強が足りなかったことのほかに、実際の中国語(ニュースやラジオ)をあまり聞いていなかったからです。

私が実践したのは、ポッドキャストで中国語を流しっぱにすることです!
私が主に聴いていた番組は「聊聊东西 - talk to me in Chinese」です。

もちろん聞き始めは何を言っているかさっぱりわかりませんでしたが、それは当たり前。
私が学びたかったのは中国語の発音だけではなく、中国語のテンション、会話のテンポ、雰囲気です。

「この単語のあとには大体アレを言うよな」「この発音をするときはテンション高めだな」
というように、「会話を全部聞き取る!」というよりは「中国語の世界に入り込んでみる!」という目的で、作業中や寝る前に流しっぱなしにしていました。

・リスニング  100/100
・筆記     93/100
・合計点数   193/200(得点率  96.5%)

結果、リスニングは100点満点!
中国語の世界に少しずつ慣れていった成果です✨

中国語で短文を書けるように

「今日はとても暑いです。」

この文、中国語に訳せますか?
正解は、

「今天很热。」

です。「今日很暑」ではありません!

4級の作文問題はこのレベルです。今日は「今天」で暑いは「热」だ、という単語力が問われます。
4級時点では難しい文法の知識は問われませんが、中国語に適した漢字を書く、という点である程度の単語力が必要です。

「郵便局ってなんていうんだろう」「明後日と一昨日はどう書くんだろう」
まずは身近な単語、よく使う単語から中国語化していって、瞬時に短文が思いつくレベルまで頑張りましょう!🔥

まとめ

「単語を覚える、発音できるようにする、たくさん聴く、短文を書けるようにする」をしっかりこなすことで余裕をもって4級に合格することが出来ます。

60%以上の点数で合格となるため合格のハードルはあまり高くありませんが、得点率90%以上を目指して頑張りましょう!

4級に合格できれば中国語初学者の域を出て、中級への扉を叩くことが出来ます。
今後もさらに上の級の合格体験記を掲載してまいりますので、受検を検討されている方はぜひそちらもご覧ください✨

私が実際に受験した第104回試験はこちら↓↓↓

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