【レポート】10/19(土) 第6回中国語スピーチコンテスト栃木県大会が開催されました!
10/19(土)午前9:00~、栃木県総合文化センター3Fにて第6回中国語スピーチコンテスト栃木県大会が開催されました。
高校生5名、大学生3名、社会人4名の計12名が参加し、大会は例年通り大盛り上がりでした。
出場者一覧(発表順)
〈朗読部門〉高校生の部
1.鈴木 美柚 白楊高校
2.村田 千和 小山城南高校
3.新吾 タイキ 小山城南高校
4.針谷 琉花 小山城南高校
5.近藤 伊華 角川ドワンゴ学園
〈朗読部門〉大学生の部
6.村田 智子 宇都宮大学
〈朗読部門〉一般の部
7.蜂須 雅之
8.飯田 博将
9.小泉 京花
〈スピーチ部門〉
10.田村 祐子 一般
11.酒巻 大雅 宇都宮大学
12.福嶋 美咲 昭和女子大学
受賞者一覧
〈朗読部門〉高校生の部
1.鈴木 美柚(最優秀賞)
2.近藤 伊華(優秀賞)
3.新吾 タイキ(努力賞)
4.針谷 琉花(栃木県日中友好協会賞)
〈朗読部門〉大学生の部
1.村田 智子(最優秀賞)
〈朗読部門〉一般の部
1.小泉 京花(最優秀賞)
2.飯田 博将(優秀賞)
〈スピーチ部門〉
1.田村 祐子(最優秀賞)
2.福嶋 美咲(優秀賞)
3.酒巻 大雅(栃木県日中友好協会賞)
朗読部門 課題文
スピーチ部門 原稿一覧
優勝者インタビュー
鈴木 美柚さん 〈朗読部門〉高校生の部 最優秀賞
Q.今回の大会に出場したきっかけは?
A.実は去年も出場していて、引き続きこの大会に出たという感じです。去年は3位入賞でしたが、今年は最優秀賞を取ることができて嬉しいです!
Q.とても流暢な中国語でしたね。高校で中国語を習っているのですか?
A.いいえ、高校では中国語の授業はありません。部活動で中国語を勉強していますが、去年からなのでまだまだ始めたばかりです。発音は多少できるようになりましたが、まだ流暢に話すことはできません。
Q.中国への留学など、今後の展望はありますか?
A.今はまだ具体的には分かりませんが、機会があればぜひ中国に行ってみたいと思っています!
村田 智子さん 〈朗読部門〉大学生の部 最優秀賞
Q.今回の大会に出場したきっかけは?
A.友人が英語のスピーチコンテストに出場していて、自分も何かやりたいなと思ったからです。
Q.大学入学以前から中国や中国語と何か関わりはありましたか?
A.特にありませんでした。
Q.朗読課題文『念信』を読んでみて、どのような感想を抱きましたか?
A.同じセリフ(「亲爱的爸爸,给我寄前来。」)が2回出てくるので、それぞれで感情の入れ方を変えることが大変だったと思います。
小泉 京花さん 〈朗読部門〉一般の部 最優秀賞
Q.今回の大会に出場したきっかけは?
A.中国語の授業で案内があり興味を持ったのと、出場経験者にもおすすめされたことがきっかけです。発音が特に苦手なので、練習できるいい機会だと思って参加を決めました。
Q.一般の部出場ということで、普段から中国語を使うお仕事などをされているのですか?
A.2024年に社会人入試で大学に入るまでは、中国語を学んだり使ったりはしていませんでした。最初は朗読文の意味を理解するのも大変なレベルでした。将来中国語でも仕事できるくらい伸ばしたいです。
Q.とても綺麗な発音でしたが、朗読にあたりどのように練習されましたか?
A.まず発音の正解がわからなかったので、中国語話者やネイティブに読んでもらい音を覚えました。暗唱できるくらい練習しつつ、ネイティブの知人友人にも聞いてもらい発音や読み方を直しました。
田村 祐子さん 〈スピーチ部門〉 最優秀賞
Q.今回の大会に出場したきっかけは?
A.今回審査員をされた何揚青先生のおすすめです。何か参加賞が貰えるかもということで、参加しました。
Q.スピーチでは田村さんの中国にまつわる美しい思い出を語っていただきましたが、現在は中国とどのように関わっていますか?
A.あれからずっと中国に関係のない生活をしてきましたが、定年退職後は何先生に月2回中国語を教えていただいています。
Q.今回発表してくださった40年前の中国の記憶について、当時田村さんの目に中国はどのように映りましたか?
A.あの頃の中国は現在に比べるとまだまだ貧しかったのですが、中国人は皆さん純朴で擦れたところがありませんでしたので、とても友好的な印象を受けました。
審査委員長 趙 敏 先生、協会副会長 佐藤 勝宏 先生より
大会の最後に、例年通り今回も審査委員長を担当してくださった趙敏先生(左写真)、栃木県日中友好協会副会長の佐藤勝宏先生(右写真)にお話をいただきました。
審査委員長として最前列で参加者全員のスピーチを熱心に聴いていた趙先生は、「皆さんそれぞれの中国語の発音の中に、日々の努力の成果と、中国語学習に対する情熱が感じられました。朗読課題文やスピーチ部門の皆さんそれぞれが用意してきた原稿の中には、私たち中国語母語話者にとっても難しい発音がたくさん含まれています。しかし今回の参加者の皆さんは、声調のパターンや抑揚など様々なポイントを正確に抑えることができていました。みなさんよくできました!」と、今回の参加者全員のスピーチをあたたかく賞賛してくださいました。
当大会閉会の挨拶を担当してくださった佐藤先生は、「皆さんお疲れさまでした。最後に私が好きな言葉を二つ、ご紹介します。一つは、『学如逆水行舟,不进则退』、日本語に訳すと『学習することは、流れに逆らって船を進める如し』です。毎日勉強することは船を漕いで流れに逆らっていくようなもので、漕ぐのを辞めればたちまち流されて後退してしまう、というような意味です。もう一つは、『不怕慢,只怕站』、日本語にすると『ゆっくりであることを恐れなくて良い。ただし、立ち止まることを恐れよう』です。この二つの言葉が、私が中国語学習を続けていく指針となっています。皆さんも急がずゆっくり船を漕ぎ続けて、中国語学習を頑張っていってください!」と、参加者の皆さんへ激励の言葉を送ってくださいました。