【レポート】日本栃木県青年友好使者団訪浙(訳:栃木県日中友好協会)

栃木県日中友好協会の主催で9/19(木)~9/25(水)に行われた「栃木県青年友好使者訪問団」。
浙江省人民政府外事弁によりその様子が浙江外事港澳(WeChat公式アカウント)により一つの記事にまとめられました。
外事弁の方の許可のもと、以下に日本語訳を掲載いたします。

⇧浙江外事港澳による記事『日本栃木県青年友好使者団訪浙』。クリックで中国語版をご覧いただけます。


9月19日から25日の間、浙江省人民対外友好協会の招待を受け、日本栃木県日中友好協会会長白石雄治を団長とする日本青年友好使者代表団一行の34名が浙江省を訪問した。9月20日、浙江省外事弁主任兼省友協常務副会長顧建新が杭州にて代表団団長と会見。浙江省訪問の間、代表団は、嘉興、杭州、義烏、金華、衢州を巡り、そして各地で浙江工業大学、浙江師範大学、衢州学院を訪問。各校の教員や学生と深く友好的に交流し、浙江の人文・歴史的景観を様々な角度から感じ、浙江の社会・経済発展への理解を総合的に深めた。

20日の夜、花家山荘杜鹃楼(浙江栃木友好会館)にて栃木県青年友好使者代表団歓迎夕食会及び浙江栃木青年交流会が盛大に執り行われ、浙江工業大学からは教師と学生8名が代表して参加した。省友協副会長邢绘东は日本青年に「友好使者」の盾を贈呈し、挨拶を述べた。彼は浙江省と栃木県の過去30年余りの実りある交流を振り返り、「八八戦略」の指導の下での浙江省の変化の素晴らしさを紹介した。そして中日友好の未来は青年たちの双肩にかかっていることを強調し、中日友好事業への積極的な貢献と、世代を超えた中日の友好関係を促すことを青年たちに激励した。中国と日本の青年たちはパフォーマンスを披露し、歌ったり踊ったりと、パーティーは温かい雰囲気に包まれた。

嘉興

代表団一行は南湖へ向かい、紅船を仰ぎ見、中国共産党誕生の物語に熱心に耳を傾けた。団員はさらに煙雨楼に登り南湖の全貌を眺め、風光明媚な、そして含蓄に富む歴史を有する嘉興を讃えた。そして共産党誕生の地として、今回の南湖訪問は彼らに深い印象を与えた。

杭州

代表団は浙江工業大学へ。日本語学科の学生たちが代表団の日本人学生に向け、杭州良渚文化遺跡や京杭大運河などの世界文化遺産と豊富多彩なキャンパスライフを詳しく紹介した。代表団側の日本人学生は書道を披露、そして日本青年の代表者も中国語を用いて感想を述べ、「中国文化への理解をさらに深めたい」「会場にいる中国の友人たちとの絆を深めたい」「中日両国の青年の友好交流を促進するため、今後も協力していきたい」とした。杭州に滞在中、代表団は浙江省無形文化遺産館と浙江図書館を訪れた。白石雄治会長は自身が翻訳・出版した『スリナム産昆虫変態図譜』の日本語版を図書館へ寄贈した。

金華

代表団は義烏国際貿易城を視察し、無から有まで、小さい物から大きい物まで、「世界を買う」から「世界を売る」、さらには「世界を売買する」まで、義烏マーケットの発展の歴史への理解を深めた。代表団一行はその規模の大きさ、充実した施設、買い物の便利さに次々と感嘆した。その後代表団は李祖村に訪れ、「千万工程」のもと大きく変化した李祖村について詳しく学び、浙江の農村のもつ美しさが彼らの想像をはるかに超えていることを述べた。

23日の午前、代表団一行は浙江師範大学へ訪問、60名余りの中日の学生が一堂に会し、お互いの関心事について意見を交換し合った。演目披露のコーナーでは、浙江師範大学学生が古箏とフルートを用いて『追光者』を演奏。白石雄治会長、獨協大学外国語学部英語学科の学生小柳祐璃愛さん、慶応大学総合政策学部言語学科の学生桜庭望さんはそれぞれに中国書道を披露し「泰然自若」「龍馬精神」「万事興龍」を書いた。桜庭さんは「私は小さいころから書道を習っていて、中国の素晴らしい伝統文化にとても憧れています。これから機会があればぜひ中国に留学したいです」と述べた。双方の演目が終わると、中日の学生は連れ立ってキャンパス内の散策へ。キャンパスの美しさを楽しむと同時に、中日の学生は一対一で交流を深めた。最後に、お互い真心を込めて用意したプレゼントを交換し、名残惜しくも別れを告げた。

衢州

代表団は衢州学院に訪問し交流を実施し、学院の教師と学生の代表者は代表団をあたたかく歓迎した。そして代表団を同学院内の創業学院に案内し、卵の殻を使った彫刻作品や竹で編んで作った作品を紹介した。一行はまた学院の工房にも訪れ、工業品の製作工程を間近で見学した。交流のコーナーでは、中日の青年代表がそれぞれ演目を披露、またそれぞれ関心のある問題について深く入り込んだ交流を行った。交流活動も終わりに近づくと、双方の学生はプレゼントを交換し、惜しみながらも別れを告げた。この度の交流活動は中国と日本の学生たちの距離を縮め、青年同士の誠実であたたかな交流を伝えるものとなった。代表団は衢州滞在中、衢州城市展覧館、爛柯山、孔氏南宗家庙、根宮佛国等を見学し、衢州の自然と文化の美しさを深く感じた。

7日間という短い浙江省訪問を通じて、代表団は浙江省の経済発展、歴史文化、科学技術や教育などの各方面に対する理解を総合的に深めた。代表団のメンバーはそれぞれ、今回の訪問は中国の歴史文化への興味を更に増すものだった、家族や友人に自分が浙江で見聞きしたことを伝えたい、と語った。今回の訪問が浙江省と栃木県との友好関係を継承し、彼らがこれからの中日の友好交流に積極的に貢献するきっかけとなることを願っている。

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